看護師さんの面接でもしも面接官からこんなことを聞かれたら・・・？
ここでは看護師さんの面接でよく聞かれる質問とその模範的な解答例をご紹介します。
患者さんと関わる時に大切にしていることは？
- 傾聴の姿勢を大切にし、患者さんの思いに寄り添う看護を実現することです。
この質問は、看護師としての資質を問うもの、患者第一であるということが面接官につたわればOKです。
ただし、急性期の場合は「短い時間の中でも患者さんの意思を汲み取れるように常にアンテナをはっています」など、職場の忙しさ、時間の流れに合わせた言い換えを行いましょう。
「ゆっくり向き合う」という言葉は慢性期や療養期であっても使わないほうが無難です。
何か薬を飲んでいたり、体調が悪いところはありますか？
- 腰痛持ちですが、ひどくなる前にケアしていますので体調コントロールは万全です。
この質問は、あなたに長く努めてほしいからこそ訪ねているもの、勤務に支障があると思われない正直に症状を話すだけではなく、必ず大丈夫だと伝えて相手を安心させましょう。
嘘や隠し事はNGです。
後に発覚すると解雇や内定取り消しになることもあります。
思い出に残った患者さんは？仕事で一番つらかった思い出は？
過去の仕事にまつわるエピソードから、面接官はあなたが「どういう状況をどう乗り越え、結果どう成長したか」を知ろうとしています。
正直に答えて構いませんが、面接ですから感情的になっていまったり要領を得ない答え方をしないよう注意しましょう。
いつ、どんなことに困っている、何の疾患の患者に対して、自分は看護師としてどのように関わり、誰と相談して、何をしたのか。この6つを端的に説明した上でその結果どう成長できたか、何を学んだのかを伝えましょう。
あなたが転職活動で重視するポイントは？
これは「志望動機や自己PRがちょっとつくり話なのでは？」と思われた時にされがちないじわるな質問です。
間違っても給与や残業時間、休日数といった条件面で答えないようにしましょう。
志望動機や自己PRと絡めた回答を心がけましょう。
思い出に残った患者さんは？仕事で一番つらかった思い出は？
自己PRと違って、面接官から聞かれる場合は、大抵が「長く勤めてくれそうか」を知りたがっているケースです。
重く考えずに、1年後・3年後・10年後…どの未来でもかまいせんから、何かしらの目指すキャリアや「こうなりたい」という看護師像があり、それを達成するためにここで頑張り続ける意志がある、という2点をしっかりと伝えれば大丈夫です。
この他に、病院やクリニックのホームページの感想を求められたり、今まで働いていた医療機関の病床数や病棟数を聞かれることもありますのでその場で答えられるように必ず事前に確認をしておきましょう。
