期間工(期間従業員)という仕事は、いわば契約社員。
契約社員は正社員と比べると課せられる責任も少ないので、仮に仕事でミスをしても怒られることはないのでは…と考えている人もいるかもしれません。
特に最近の若者は「怒られることに慣れていない」といわれることもある世代なため、より一層「怒られる」ということに対して過敏に反応してしまう人もいるようです。
確かに期間工といえども、仕事は仕事。
ミスをすれば怒られるとまではいかないまでも、注意を受けることは当然のようにあります。
私の期間工として業務経歴は、ライン担当になったことも、ライン外の担当になったこともありますが、ミスをしてしまったときは、やはり何度か上司に怒られたものです。
特に生産工程がギュウギュウに詰まったような、いわば息つく暇もないような状態のときは、いつも以上にミスを起こしやすい状況であることは間違いありません。
しかし、ありがたいことに、工場の生産ラインは後の工程で必ず検品作業があり、期間工のミスが原因で重大な損失になることはないようです。
そのため、仮に期間工がミスをしてしまったとしても、そのままの状態で出荷されることは皆無だといえますが、期間工の仕事はノーミスで出来て当たり前だということは知っておきましょう。
期間工が怒られるシチュエーションとしてもっとも多いのは、職場ではなく、ひょっとしたら寮での生活やプライベートな時間帯にあるように思います。
例えば、ゴミを分別せずに捨てたりするなど、当たり前のことが当たり前に出来ていないようなときです。
他にも、部屋での騒音による注意もあります。(※特にシフトが逆の期間工が同室にいたり、隣の部屋にいる場合は注意。日勤スタッフがまだ寝ている時間帯に夜勤スタッフが帰ってきたりすると、話し声やテレビの音のうるささで揉めることもあります)
また、自炊(※自炊は多くの期間工にとって禁止事項)、洗濯物を洗濯機に入れっぱなし(※共同の寮だと洗濯機は共用)などは、多いかもしれません。
私はプライベートでは『ネームプレートをきちんと利用しなかったこと』で怒られたことがあります。
管理人が常駐しているタイプの寮では、自分の名前が書かれたネームプレートが用意されます。
そのネームプレートを表にしたり裏にしたりして、期間工は在宅であることや不在であることを示さなければなりません。
私は、その都度ひっくり返すのが億劫でネームプレートを使わなかったのですが、「きちんと使いなさい!」と管理人に注意を受けたことはあります。