期間工は一度工場に配属されれば、満了までずっと同じ職場で働くことができるというわけではありません。
会社の都合や本人の能力によって急に働くラインが変わったりということはよくあります。
この記事では僕自身の体験や、同僚の話などから聞いた配置転換についての知識を紹介していきたいと思います。
僕が初めて期間工に入った時のことです。
僕は最初、細かい部品のネジ止めをするラインに配属されたのですが、工場での仕事が初めてだったこともあり、中々規定の時間内に作業を終わらせることが出来なかったり、不良品を出してしまうことも少なくありませんでした。
そう思っていた矢先、週明けに工場に行ってみると「○○君今日からこっちのライン入ってね」と配置の変換を言い渡されました。
恐らく僕の能力不足が原因で、適していないと判断されたのでしょ…トホホ。
最初にやらせてみて、明らかに合ってないラインからはすぐに変えるということはあるようです。
こうして別のラインに配置替えされた僕ですが、行った先のラインでの作業は多少時間はかかったものの慣れることができ、不良品も出さなくなり、作業もタクト通りにこなせるようになってきました。
そうなってくると、今度は「この時間だけはこっちのラインに入って、何時になったら元の所に戻って作業続けて」という上からのお達しが。
ライン毎の部品の生産量というのは常に一定なわけではなく、忙しい時とそうでない時があります。
忙しい時期は当然一日で作る量が増えたり残業が増えたりしますし、逆に暇な時は定時の前に作業が終了して掃除などで時間を潰すラインもあります。
期間工は優先的に忙しいラインに配属されるので、こうして少しずつ他のラインの作業を経験させていざという時の配置替えをスムーズにできるように教育することもあります。
期間工での仕事というのはハッキリ言って楽ではありません。
その結果、突然会社に来なくなってしまう方も珍しくはないわけです。
いきなり人がいなくなると当然仕事は回りませんので、忙しいラインでそうした蒸発事件が起こった場合は急遽配置替えが起こることもあります。
配置替えというのは何も同じ工場内のライン間だけで起こるわけではなく、時には勤務先の工場ごと変わってしまうということもあります。
これも言ってしまえばどの部品の生産が忙しくなったかという会社側での都合が大きいです。
せっかく仕事に慣れてきて、職場での人間関係もいい感じになってきたところで勤務先の工場が変わってしまうのは正直ショックでかいですが、仕事なので仕方ないと考えるしかありません…。
勤務先の工場が変わるのに合わせて、住む寮も引越ししなくてはいけないこともあります。
基本的にはあまり移動に手間がかからないように人材を配置するよう会社側でも気を使っているとは思いますが、たまにこうしたケースもあるということです。
万が一こうした自体が来ても大丈夫なように、寮生活では荷物はなるべく少なめにしておいた方がいいかもしれません。
上記のような会社の生産数の都合などでの配置替えの他にも、作業で腰などを痛めてしまったのを相談したら配置を変えてくれたというケースもあります。
期間工の仕事はけっこうハードなので、こうした体の痛みなどに悩まされる人も珍しくはありません。
もしそうなった場合は一度上司に相談しましょう。もしかしたら負担の少ない部署に配置替えしてもらえるかもしれません。
期間工では急に配置替えを言い渡されることなんて珍しくもありません。むしろ満了までずっと同じ作業を続けられる事の方が少ないと僕は思います。
配置替えはいつか必ず来るものだと考え、配置替えを言い渡されたらスパッと気持ちを切り替えていくのが期間工を続ける上でのコツかもしれませんね。