コンテンツマーケティングを実施するにあたってWEB担当者が押さえておくべきポイントを前回に引き続き紹介していく。前回は「目標設定」「ペルソナの設定」「コンテンツの企画」について紹介した。今回は実際にコンテンツを製作する段階から紹介する。

企画したコンテンツをどうやって製作するか

これまで設定した目標・ペルソナ、それらから考え抜かれたコンテンツの企画を基に製作する。コンテンツを製作する場合、社内の運営チームで製作する場合と、社内での製作が難しい場合は外注もしくは一緒になって製作する場合とがある。コンテンツ製作を外注した方が手間がかからないが、コンテンツ製作のノウハウが社内に蓄積されず顧客との親近感も遠くなりがちである。なのでコンテンツ製作は多少無理があっても社内で行った方が良い結果が出やすい。また、顧客と一緒にコンテンツを製作する事例もあり、ある1つのテーマを設定しそのテーマに見合ったコンテンツを顧客に送ってもらい自社WEBサイトで紹介する方法だ。期間限定のキャンペーンとして行えば手間をかけずにコンテンツを製作でき、また顧客との距離も縮まるだろう。

製作したコンテンツの発信先を選ぶ

データ通信料が世界的に見ても爆発的に増えている昨今。リアルで広告費や印刷費をかけて発信するよりWEB上で発信した方がより多くのユーザーにリーチでき、コストも押さえられるだろう。だが、製作したコンテンツも発信する場所を適切に選ばないと結果が出ない。コンテンツを発信する場所には大きく3つあり、自社WEBサイトやメルマガなどのオウンド・メディア、SNSなどのアーンド・メディア、広告費を払ってリーチするペイド・メディアの3つだ。同じ内容のコンテンツでもどのメディアを通じて発信するかによってリーチ数や反応が変わってくるので、それぞれのメディアの特徴とコンテンツを照らし合わせて検討したい。予算と人手がなければまずはオウンド・メディアから着手しコンテンツ製作の基盤を作ってから徐々に配信先を広げていくのも1つの手だ。

発信後のコンテンツ拡散

WEB上で行われる口コミは現実で行われるより早いスピード拡散する。発信したコンテンツも可能な限り拡散し、より多くのユーザーにリーチしたいところ。そのためによく行われるのがインフルエンサーを活用したコンテンツ拡散だ。インフルエンサーは特定のクラスターから支持され多くのフォロワーを抱えているので、コンテンツ拡散に協力してもらえると心強い。ただ、簡単にこちらのコンテンツを拡散してはくれないので、インフルエンサーと交渉しお互いにメリットのある提案をしなければならない。実際にあるWEBマガジンはインフルエンサーを取材し記事にすることで、話題性のあるコンテンツだけでなくシェアしてもらう約束もしやすい。他にも自社商品のことを気に入っているインフルエンサーにお願いする方法もある。

「コンテンツマーケティングの始め方.02」のまとめ

今回はコンテンツの制作から発信、拡散について紹介した。WEB担当者が気をつけるべきことは、マーケティング施策全体を俯瞰し一貫したブランドイメージを大事にし顧客に寄り添う姿勢だ。コンテンツ発信後の顧客とのやり取りも疎かにせず真摯に対応したい。