データ分析を活用したマーケティング事例

現在無料で使えるデータ分析ツールがあり、一般の人でも知識があればデータ分析できる時代だ。
しかし自社サイトに膨大なデータが蓄積されていても活用できなければ意味がない。
今回は蓄積されたデータをどう活用し売上に貢献したか?その事例を紹介する。
老舗小売店が検索キーワードを分析して売上向上

昔からインターネット通販を行なっている小売店の事例。
ネット通販に早くから着手していたが、競合もネット通販を始めるようになってから売上が低迷。
そこで競合にはない商品知識を武器に自社サイトで情報発信を試みる。
情報発信後は、顧客の反応をGoogle Analyticsを使って分析し広告文や投稿内容に反映していった。
また、サイト上での売れ行きや検索キーワードを基に実店舗での商品陳列やPOPなどにも活用した。
分析を続けた結果、今では顧客のニーズがリアルタイムで分かるようになり、状況に合わせて商品の見せ方を変えている。
売上は前年比100%以上の売上を記録し、実店舗と並ぶ売上柱に成長した。
サイト内での顧客の動きを徹底分析

眼鏡業界では珍しいオンラインショップの事例。
眼鏡は数多くの種類の中から選びたいという消費者のニーズを仮定し、リアル店舗以上の品揃えをWEB上で展開した。
また、顧客がサイト内で商品を選ぶ際に「自身の顔のサイズ」「メガネの形・色」「メーカー・ブランド」など様々な切り口で商品が選べるように設定。
そうすることにより、サイト内での顧客の動きを分析し顧客のニーズを掴むと同時にサイトのブラッシュアップに活用した。
その結果、創業以来売上は右肩上がり。
今では膨大に蓄積されたデータを基に他のメガネ店舗の運営支援を行うなど、BtoBまでビジネスの幅を広げている。
クラブ会員獲得のためにデータ分析を活用

スポーツクラブにとって、ファンやクラブ会員の獲得は重要なこと。
特にクラブ会員の獲得に欠かせないのが会員特典である。
会員特典には観戦チケットの配布や、クラブチームのグッズ、イベントの招待などがあるがファンのニーズは人それぞれであり決め手を特定するのは困難。
そこで既存の会員に対して会員特典についてのアンケートをWEB上でとり、その結果を分析した。
すると会員の中から「遠方に住んでいて観戦に行けないのでチケット配布は魅力的ではない」「選手ともっとふれあいたい」など今まで見落としていた会員の意見に気づけた。
早速、会員特典の見直しやWEB上での情報発信やイベントの企画に反映した。
結果としてクラブの会員は前年比140%増加し成功したといえよう。
まとめ
データ分析をすることによって、今まで気づけなかったことや新しい発見に気づき、既存業務の見直しや企画の立案に活かせるだろう。
まだ分析ツールを活用していない人はぜひ試してもらいたい。